■美芽の“英”観劇録
――もくじ■   


 ◆子育てや、大学の先生の仕事の忙しさのなかでも、ついつい劇場に足が向いてしまうという文楽ファン(文楽フリークというべきか)、美芽さんの観劇録です。文楽への愛情を込めて、あるときは熱く、あるときはクールに語ります。
   ◆観客が、人生に重ね合わせて味わう舞台への感動と、それを裏打ちする太夫、三味線、人形の技量。その双方を、主観、客観に偏ることなく評し、「そうだそうだ」と読ませます。
 ◆素晴らしい演技には惜しみない賛辞を送り、ある時は辛口評も飛び出す――文楽入門者にも古いファンにも見落とせないページです。



目 次

時を貫く歩み
奈良・町屋の芸術祭 HANARART 2012「文楽の試み/建畠晢の現代詩を
浄瑠璃で語る&お園のサワリ」を観て
12/10/31

第七回はなつる会に寄せて12/09/11

蘇る身体―「投影と踏襲」、その試みを問う―12/03/22

二つの「俊寛」像に見えるもの11/05/18

御霊神社 落語と素浄瑠璃11/03/17

美芽さんの舞台評は、「上方芸能」さんに毎号寄稿しておられます
(最新号のラインアップはコチラ)

―「和田合戦女舞鶴・市若初陣の段」―09/10/03

蠢(うごめ)く影たちの夏―2008年夏公演―08/08/17

春を呼ぶ声、呼び出だす者―「御霊神社で聴く義太夫と落語の会」―08/04/01

重なり合う時の彼方へ−2008年1月−08/02/26

言葉の記憶―現代詩と浄瑠璃07/08/30

浄瑠璃の、いのち −2007年文楽素浄瑠璃の会−07/07/08

届かぬ悔い――2007年6月鑑賞教室「忠臣蔵」07/06/22

悪の華、永遠の絆――2007年4月公演07/05/05

見えないがもっと確実なもの――酒都で聴く素浄瑠璃「艶容女舞衣・酒屋の段」07/03/19

末端のひとりまで――2007年正月公演07/02/03

木枯らし、迫る足音――2006年12月文楽鑑賞教室及び12月公演06/12/20

旬(とき)を見る、瞬間(とき)を聞く――2006年11月公演06/12/01

いまなお生けるものへ――2006年夏公演(夏祭浪花鑑・夫婦善哉)06/08/13

一粒の麦死なずば――「なかなか あえない 芸能―琵琶楽、能楽、文楽」06/07/03

「野崎村」競艶――2006年6月「文楽鑑賞教室」06/06/19

心より心に伝ふる花 ―2006年正月公演・「おおさか・元気・文楽」―06/02/07

生きる勇気――「京阪文楽」「11月公演」05/12/25

新しい物語―2005年夏公演によせて―05/08/19

運命の序曲――素浄瑠璃「摂州合邦辻」05/03/30

水、いのち、揺らぎ――「舞踏の源流 文楽」大阪倶楽部05/02/06

ゆるぎなき絆――2005年正月公演05/01/10

死の闇を越えて――2004年11月「仮名手本忠臣蔵」、12月「ゴスペル・イン・文楽」04/12/28

豊饒の夏―2004年夏公演に寄せて―04/09

五月の桜、終わらぬ夢―2004年5月「妹背山婦女庭訓」 04/06/03

  永遠の今―-2004年4月「義経千本桜」04/06/03

北浜・花外楼浄瑠璃の感想 暗くなってゆく灯心を消すことなく ――素浄瑠璃「堀川猿廻しの段」04/03/24

新たなる時よ目覚めよ(正月公演評)04/02/03

若木の桜、老木の花――「義経千本桜」に思う03/09/29

花の誘い――「落語と文楽のあやしい関係V」03/07/24

「重の井」母なるものの光と影――6月鑑賞教室「恋女房染分手綱・重の井子別れ」に思うこと03/06/27

名にし負う君に――三世桐竹勘十郎襲名公演――03/05/14

土地の力――「摂州合邦辻」の深層03/03/14

時は縮まる――2003年1月公演によせて03/02/04

扉を開く――2002年ゴスペル・イン・文楽によせて 03/01/03

菊の雫 響く夢――2002年11月公演によせて02/11/30

「累物語」異聞――2002年夏公演によせて02/09/14

豊竹呂大夫を偲ぶ――私らが受け継ぎ得るもの02/08/30

曽根崎の闇を貫く――国立文楽劇場、6月「文楽鑑賞教室」より02/07/05

男たちの嘆き、女たちの悲しみ――4月公演「菅原伝授手習鑑」を見る02/05/06

癒しの力、試練の輝き――2002年正月公演によせて02/2/19

 意味の迷宮―近松半二「本朝廿四孝」の世界 01/11/28

 魂を呼ぶ声――2001年夏公演によせて 01/08/17

 3つの物語――「勧進帳」再発見(南座公演) 01/07/14

 もう一つの意志表示――6月鑑賞教室より
「冥途の飛脚」を観・解く
 01/06/29

 ■悲歌拾遺――追悼、鶴沢八介 01/06/06

 悲劇の構造――2001年4月公演を見る 01/05/07

 「帯屋」の四季――呂大夫を偲びつつ 01/3/10

 21世紀の三番叟 01/02/04

 まだ見ぬ未来へ――「ゴスペル・イン・文楽」によせて 00/12/23

 ■十色の虹 ――十色会「仮名手本忠臣蔵」公演(11月27日)に寄せて 00/12/14

 ■俊寛の希望、お園の絶望――12月東京公演に寄せて 00/12/13up






 魂の四季――豊竹英大夫試論 00/09/24

 無垢なる犠牲――文楽とクリスマスの出会い
2000年クリスマス公演「ゴスペル・イン・文楽」に寄す
 00/06/25up


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