◆子育てや、大学の先生の仕事の忙しさのなかでも、ついつい劇場に足が向いてしまうという文楽ファン(文楽フリークというべきか)、美芽さんの観劇録です。文楽への愛情を込めて、あるときは熱く、あるときはクールに語ります。
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◆観客が、人生に重ね合わせて味わう舞台への感動と、それを裏打ちする太夫、三味線、人形の技量。その双方を、主観、客観に偏ることなく評し、「そうだそうだ」と読ませます。
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◆素晴らしい演技には惜しみない賛辞を送り、ある時は辛口評も飛び出す――文楽入門者にも古いファンにも見落とせないページです。 |